少し前の話になります。
6月13日に建仁寺塔頭「霊源院」の特別拝観に行ってまいりました。
霊源院は甘茶が植えられた「甘露庭」があります。
甘茶というのはガクアジサイの変種で、
この甘茶の若い葉っぱを蒸して揉み、乾燥させたものが
花祭りで仏像に注ぎかける甘茶となるそうです。
この特別拝観に気がついたのが拝観終了(14日)となる2日前。
甘茶の花の見頃は若干過ぎていた感じはしますが、
それでも見たかった甘茶の花を拝見することができました。^-^
甘茶に囲まれてニッコリ笑う布袋様。
甘茶の花のアップ。
青い小さなお花がサイダーの泡が弾けたように咲いています。^-^
ピークを過ぎた花はガクがくるんと裏返るんですね。
さて、こちらは甘露庭。
手前の石がお釈迦様に見立てられています。
なるほど、このお庭は涅槃図を表現しているようです。
なので、お釈迦様のそばには沙羅双樹のかわりに、
ヒメシャラの樹が植えられていました。
今年はお花が2週間ほど早かったそうです。
実は霊源院は三年前まで、荒廃したお寺だったそうです。
それを今のご住職が三年前にここを任され、
ここまで復興されたとか。
前回、冬の特別拝観は2万5千人のかたが訪れたそうです。
そのおかげ(?)か、
冬の拝観ではそのまま展示されていた掛け軸などが、
ガラスケースに入って展示されていました。
ご住職はお若い方で、お話好きの方でした。^-^
口承で伝えられている中国で修行された僧のお話や、
床の間にあった道元さんの言葉の意味なども説明してくださいました。
「春は花 夏ほととぎす 秋は月
冬雪さえて すずしかりけり」 道元
数日前には、蛍の夕べがひらかれたそう。
私はまだ甘茶をいただいたことはないのですが、
機会があったら、やっぱりお寺さんでいただきたいなと思いました。
白い花火のような甘茶♪
甘茶の八重?
七段花に似ているけれど、がくの先はまぁるいです。
霊源院のFacebookによると、
この甘露庭の甘茶の葉っぱで甘茶を作る試みをされているそうです。
うまくいけば、10月30日からの特別拝観で、
そのお茶をいただけるそうです。^-^
甘茶、上手く出来るといいですね♪
今回のエントリーはGoogleフォトの貼付けを利用しました。
Googleフォトへのアップロードはすごく速いんです。便利。
画質がこれで問題なければ、たくさん写真がある場合は、
これを使うのもひとつの手かも…と、思います。^-^
やっと霊源院をアップ出来たので、この調子で
あじさい寺もアップ出来るかしら…^-^;;
<関連エントリー>
↓こちらは冬の特別公開の様子です。