今週の火曜日(7/10)、梅雨の晴れ間に大本山「廬山寺」に行って参りました。
廬山寺は紫式部の邸宅址といわれています。
お庭の入り口横に紫式部と娘の大貳三位の歌碑があります。
有馬山ゐなの笹原風吹けば いでそよ人を忘れやはする(大貳三位)
めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に 雲がくれにし夜半の月かな(紫式部)
廬山寺の拝観券。
絵は源氏物語絵巻のひとつでしょうか。
平安朝の庭園の「惑」を表現した白砂と苔の庭。
お庭、奥からのながめ。このお庭は「源氏庭」と呼ばれています。
紫式部顕彰碑
この邸宅址は考古学者角田文衛博士によって、昭和40年に考証されました。
式部はここで結婚生活を送り、一人娘の賢子(大貳三位)を育て、
また、源氏物語の「花散里の屋敷」はこのあたりだったといわれています。
「花散里」(第十一帖)という巻名は
「橘の香をなつかしみほととぎす花散る里をたづねてぞとふ」と
光源氏が読んだことに因るらしいです。(wikipediaより。)
もみじが少し紅いです。紅葉の時季もこの庭はさぞ美しいことでしょう。
紫式部に因み、紫の桔梗が植えられているようです。
(追記:この解釈については、少々調べてみる必要あり…。)
私が行った日は、ちょうど見頃をむかえていました。
☆桔梗のお花ギャラリー☆
桔梗の花は、白砂によく映えます。
つぼみもたくさん。次から次へと咲くのでしょう。
蜂がたくさん蜜をもとめてやってきていました。
桔梗は苔にもよく合います。
お花をズームしてみました。^-^(この日まで、SZ7を持ち歩いていました。)
桔梗の花は9月頃まで楽しめるそうです。
縁側の一角にあった鐘。
苔のアップその1
苔のアップその2
お庭から見える空。
車の音や信号機の音が風にまじって時おり聞こえますが、
縁側にすわってお庭をながめていたら、そんな音も幻聴かと思えるほど、
落ち着いた気持ちになれました。
長くなったので、廬山寺のお話はその2でいたします。
(2につづく)
kazenonakanotabi.hatenablog.jp