2月の暖かで穏やかだった日曜日に、
「第49回 京の冬の旅」で、非公開文化財特別公開されている
建仁寺「霊源院」へと行ってまいりました。
霊源院は応永年間(1394〜1428)、龍山徳見(りゅうざんとっけん)和尚を
勧請開山(かんじょうかいざん、勧請とは仏様や高僧に来ていただく事)として、
その弟子の一庵一麟(いちあんいちりん)が創建した建仁寺の塔頭寺院だそうです。
ここは鎌倉末期〜室町時代に栄えた漢文学「五山文学」の最高峰とされました。
入り口の「妙喜世界」という言葉が気になってちょっと調べてみました。
どうも阿閦(あしゅく)如来が住むとされる東方の浄土のことのようですが…。
わかったようなわからないような…^-^;
(違っていたらご指摘ください。m(_ _)m)
この毘沙門天立像は
「中巌円月(ちゅうがんえんげつ)坐像」の胎内から発見されたものだそうで、
水晶の中には最澄が持ちかえったという仏舎利が納められているのだそうです。
2つの茶席と「甘露庭」と呼ばれる枯山水のお庭があります。
甘露庭には「甘茶」が植えられていました。
こちらは入り口のお庭ですが、ここに植えられているのも
甘茶だということでした。
お花の画像を検索して見てみると、まさにガクアジサイ。
ガクアジサイ友の会としては、
ぜひとも花の咲いている時期に訪れてみたいものです。^-^
(御朱印)
これは霊源院へ行く道のり。
おもて(←花見小路)は人が多いけれど、ここはひっそりとした佇まい。
建仁寺の境内に咲いていた白梅。
おしべがお日様に輝いていました。
三門「望闕楼」。
去年来た時には放生池が調整中だったため撮れなかった構図、
1年越しに無事撮ることが出来ました。^-^;
望闕楼(ぼうけつろう)とは「御所を望む楼閣」という意味。
おや? 屋根の上に何かおりますね。
居たのは鳩さんでした。^-^
これは法堂側から見た三門。
そして「法堂」。
「法堂」の中の双龍図については、去年記事にあげていますので、
ご興味のある方はご覧になってくださいね。m(_ _)m
(おまけ)
えへん!というお顔?のシロハラさん。
<関連エントリー>
↓こちらは「甘露庭」の甘茶の花が咲いたときの様子です。