GW明けの5月7日に奈良の春日大社に行ってまいりました。
まずはこちらで手を清め、
祓戸神社に参拝。
ここで身も心も清浄にして本社へと進まねばなりません。
そして、南門の前で、鹿が出迎えてくれました。^-^
本日、参拝の一番の目的はこの「御本殿特別公開」。
二十年に一度だけ、普段踏み入れることの出来ない場所から
御本殿を間近で拝観出来ます。
(神様が他の場所に移られているため。)
内容的には
・「磐座(いわくら)」公開(初公開)
・「後殿」特別参拝 これは140年ぶりだそう。
・「御仮殿」特別参拝 今、神様たちはここに移されています。
と、普段は足を踏み入れることの出来ない場所に
立ち入ることが許されました。
もう、かれこれ1ヶ月経ってしまい、
半分記憶が飛んでいますが、^-^;
おぼろげな記憶を辿っていきたいと思います。
(なお、中は撮影禁止でしたから、写真はありません。)
まず「御仮殿」では「六面の御神鏡」の前で参拝。
それから後殿へと進みます。
ここは140年間入ることを何故か禁じられていた場所だそうで、
どうやら我々は140年ぶりに入ることを許されたらしいです。
(と、後で知りました、^-^;;)
謎の「磐座」。
この磐座は表面を漆喰で固められていましたが、
なぜ漆喰で固められているのかとか、いっさいの記録がなく
謎とされているらしいです。
今まで、神職以外が見ることは許されていなかったものなので、
これも貴重なものを拝見させていただいたことになります。
そして、いよいよ御本殿。
御本殿は第一殿から第四殿まであります。
御本殿の朱塗りは濃い朱色。
これは本朱塗り(水銀朱)なのだそうです。
そう言われれば、回廊の鮮やかな朱色とは違った
ちょっと落ち着いた色だった気がします。
各殿の両サイドには獅子や神馬が描かれています。
これは絵馬の原型になったものと言われています。
ここは今も入山が厳しく制限されている神聖な場所だそうです。
ここから見上げる山々はどこか空気が違うようにも思えました。
回廊のそと、山藤がたくさん咲いていました。
回廊。
大きな銀杏の木。(だったと思う…^-^;)
神聖な空気が漂います。(ここは撮影OKでした。)
特別参拝の記念にいただいた竹柏(なぎ)のお守り。
竹柏(なぎ)の木は春日大社がその自生の北限ということから、
天然記念物に指定され、榊のかわりに神事に用いられていたそうです。
また、この葉は愛敬(ういきょう:人々から信頼と愛情をうる)のお守りとも
されていたそうです。
また、この竹柏は葉脈が縦に通っていて横にちぎることが難しいため、
夫婦円満・縁結びの縁起物としても尊ばれているのだとか。
なお、御本殿特別公開は6月30日まで延長されています。
砂ずりの藤。
今年は花が早くて、残念ながら見頃はもう過ぎていました。
それでもなんとか一房。^-^
可愛らしい鹿絵馬。
白鹿神籤。 -小吉でした-
外回廊。
石灯篭もずらり。
朱の色が青空に映えます。
沸き上がる雲から、御蓋山の上に清浄な空気を感じます。
石灯籠。
阿倍仲麻呂公の歌碑。
さて、ここは「一言主神社」です。
一言主様は、一つだけ願い事を叶えてくださるそう。
うぅぅ、どうしよう。
(なので、まだ願い事してません…。^-^; 次回にとっておきます。)
吊り灯籠を撮っていたら、
手前に鹿がおりました。
毛が生え変わる時なのでしょうか、どの鹿もぼさぼさでした。^-^;
駐車場の野田藤。
この藤に惹かれて、萬葉植物園へと向かいました。
<御朱印>
藤巴紋のまわりに「第六十次式年造替 拝御假殿」と書かれた
期間限定の特別なもの。
平成28年11月6日の本殿遷座祭までのものだそうです。
次回「萬葉植物園」編へと続きます。