初秋の春日大社の続きです。
さて、若宮巡りのあと、回廊の南門に到着しました。
(写真フレームアウトしてます…^-^;)
人が多そうに見えますが、ほとんどは外国人観光客の方々です。
(日本人よりはるかに多かったよ…。)
門の前に何やら由緒正しそうな石が囲ってありました。
ふむふむ、これは「神石」なのですね。
回廊の内側には釣灯篭がずらりと。
釣灯篭はこのような深緑色をしているものだと思っていたのですが、
金色の釣灯篭もあったのです。
この違いは何?と思っていたら、こんな灯篭を見つけました。
「新しき灯籠もやがて緑青に 変わりゆくとも燈火よ永遠に」
なるほど、最初は金色だった灯籠が時を経て、あの深い緑青へと変化するのですね。
この鹿の灯籠はいったいいつ頃、寄進されたものなのでしょう…?
そんなことを思いながらひとつひとつの灯籠を眺めていたら、
ひとつこんな注意書きのある灯籠が見つかりました。
直江兼続と言えば、何年か前に大河ドラマの主人公になったあの方ですね。
これがその灯籠。
この灯籠は1600年に奉納されたということですから、
この灯籠は関ヶ原の戦いの間も灯を灯していたのかもしれません。
なお、この灯籠を奉納されたという於松は1604年に直江家に養子入りした
本多政重(直江勝吉)と結婚したそうですが、
その翌年にはお亡くなりになったそうです。(wikiより)
ここに釣るされている灯籠それぞれには、
色々な歴史ロマンが秘められているのかもしれませんね。
この中門の奥には本殿があり、四人の神様が祀られています。
主祭神は以下の4柱。総称して春日神と呼ばれ、藤原氏の氏神である。
(Wikipediaより)
というわけで、春日大社というのは藤原氏の氏神さまだったのです。
この本殿には、聞くところによるとごく限られた方しか入れないそうです。
(巫女さんもこのなかには入れないとか…)
白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とするそうです。
こんな風に本殿の近くにいると、まさに神のお使いらしいですよね。
本社大杉。
樹齢千年を超えると言われる大杉。
回廊に連なる新と旧の灯籠。
北回廊にある藤浪之屋。
ここには釣灯籠に灯をともされていて、
「万灯籠」の雰囲気を少し味わうことができます。
「万灯籠」は節分の日と中元の日(8/15)に行われるそうです。
いつか、観に行ける日が来きたい…。
そんなことを思いながら、ここをあとにしました。
神のお使いさん、またお会いしましょう…♪
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