9月の3連休に訪れた
「伏見稲荷大社-その1-(Fushimi Inari Shrine -1-)」からの続きです。
お稲荷さんの千本鳥居から外れて脇道にそれると、
こんな山道になります。
しばらく歩くと、鳥居が見えてまいりました。
「伏見神寳神社」
なにぶん時間が時間で、(気持ちが)先(稲荷山)を急ぐあまり、
全然気がついてなかったのですが、^-^;
帰ってきてから写真をじっくり見直してみたら、
左右には狛犬ならぬ狛龍が鎮座しておりました。
写真を切り取って拡大してみました。(ピンぼけですみません。m(_ _)m)
なんとなく龍のシルエット、わかってもらえます? ^-^;
向かって左が地龍、右が天龍と書いてありますね。
(あぁ、次に行ったときにはちゃんと撮ってきます。)
御由緒略記によりますと、
「伏見神寶神社は我が国最古至尊の神器
十種神宝(「とくさのかんだから」と読むらしい)の
御守を授け給いて」とありますね。
(ところどころ、暗くて目が悪い私には漢字が読みづらい。
…というか、読めない…^-^;)
その十種神宝とは、
沖津鏡、辺津鏡 、八握剣、生玉、死反玉、
足玉、道反玉、蛇比礼、蜂比礼、品物比礼、
というものらしいです。
これは物部氏の祖神が伝えられたとされるものらしいのですが、
詳しくは、Wikipediaの説明のリンクを貼っておきます。
↑これを見ていると、いろんなところに十種神宝は伝えられている気がするけど…。
要はよくわからない…ということですよね、^-^;
竹の鳥居です。
その奥にはたけのこ石が祀られております。
注連縄にぶら下がっていたもの、面白い模様が描かれてあります。
気になって調べてみると、これは「隼人の盾」というものらしいです。
↓隼人の盾についてはこちらに詳しくありました。
ううむ、伏見神寳神社、実はとても奥深い神社ですね。
そして、ここはかぐや姫伝説の神社でもあるのでした。
ふむふむ、この辺りは別荘や荘園が営まれていたのですね。
というわけで、この竹乃下道を通り、
稲荷山へとアプローチすることになりました。
時刻はもう午後4時半をまわっています。
稲荷山の上まで行くには40分の道のりです。
西日さす竹林は、まさにかぐや姫がこの地で生まれたのではないかと
思える雰囲気です。
金色の時の竹乃下道は、行き交うひともほとんどなく、
聞こえて来るのは風が奏でる笹ずれの音だけ。
しばらく歩いていると、谷間に鳥居が並んでいました。
一番前の手前には「弘法」と書かれてあります。
弘法大師を祀る神社? 神と仏が融合したなんとも不思議な感じですね。
ここは「弘法の瀧」というお滝行場のひとつでした。
あれれ?どこかでなじみのある名前が…。^-^
なぜ、八大さんや狸谷不動尊がここに祀られているのでしょう?
「弘法の瀧」を薄暗い上の道から見た図。
これは「稲荷塚」と呼ばれるものらしい。
何とも言えない幽玄な雰囲気が漂います。
夕刻で、もうここは薄暗かったので、
ちょっと怖かったです…この光景を目にした途端、ゾクゾクしました、^-^;
そしてその道の反対側に祀られているご神木も
この曲がり具合!(これもこわすぎ。)
何とも言えない「気」が生じていました。
しばらく歩くと、今度は「青木の滝」という場所に出ました。
青木の神様というのは、猿田彦の神様のことだそうです。
お日様がずいぶん傾き、
竹林を通して届く光は、次第に金色を帯びてきました。
三叉路に出ました。
次は案内にしたがって「白菊の滝」を目指します。
「白菊ノ滝」
時刻は午後5時過ぎ。
この辺りはもう翳ってしまい、
すっかり薄暗くなってしまいました。
道のほうから、瀧の様子をパチリ。
白菊の瀧から少し坂道を登ると、今度は「御剱ノ瀧」です。
この瀧の向かい、山の斜面には、たくさんの秋海棠が、
可愛らしいピンクの花をつけてました。
(限りなくピンぼけだけど)薮茗荷も咲いていました。
ほかにもミズヒキやら何やらいろいろ…、
けれど、この秋海棠の花咲く道がこんなにも急勾配で…、
ここをのぼるのに、もう息も絶え絶えに。^-^;
(ゆえにこの時点で、首にぶら下げているのがもう重くて、
ミラーレスカメラのほうは仕舞ってしまいました。)
秋海棠のお花畑が終わっても、登り道はまだまだ続きます。
あともう一踏ん張り。(もうこの辺りでだいぶへばってます…^-^;)
やっと平坦な道になりました。鳥居も見えます。
そして、やっと鳥居に合流。
ここをのぼれば、稲荷山のてっぺんです。
時刻は午後5時半をまわっていました。
(御朱印)
伏見神寳神社の御朱印。
(おまけ)
伏見神宝神社のかぐや姫の土鈴♪
(覚え書き)
神社発行の「神寶宝典」なるものがあったらしいです。
今度行ったときには、これを手に入れます。
(関連エントリー)
その3に続きます。