さて、正倉院展のあと、いいお天気でしたので、
奈良を散策することにしました。
ここは東大寺西大門趾。
かつては東大寺最大の門だったらしいです。
Wikipediaによると、天正11年(1583年)に風で倒壊したとのこと。
白壁の光と陰。
大きな銀杏の樹を見上げて。
飛天のような雲。
旧京街道を歩いていると、おや、こんなところに祇園八坂神社が。
山や鉾などが出ていたそうです。
小春日和、雲ひとつないいいお天気。
紅葉とカルガモさん♪
東大寺の回廊と紅葉。
本日は左の二月堂へとまいります。
東大寺、後ろから拝観。^-^;
鴟尾。
二月堂が見えてまいりました。
柿の実。
やっぱり奈良と柿の実は、すごく合いますよね。
はざ掛された稲。
この田んぼは二月堂の供田(くでん)。
ここで穫れたお米は、
お正月の鏡餅やお水取りの時のお供えのお餅になるそうです。
横を流れる小川には、早くも色づいた散り紅葉が…。
二月堂に続く石段の道。
二月堂のそばの樹々の紅葉と黄葉。
おや、なんだか可愛らしい鬼瓦さん。
奥の鬼瓦さんはちょっと厳めしいお顔。
かつて屋根を葺いていた瓦が規則正しく並ぶ。
途中でジョビ嬢(ジョウビタキ♀)に逢いました。^-^
遠かったのでピンボケですが、今季初撮り♪
二月堂に到着。
さて、この二月堂の前に植えられている「良弁杉」。
ここにはかつて樹齢600年の杉が植わっていたそうですが、
昭和31年の台風で倒木。
この樹はかつての樹の枝を挿し木した二世だそうです。
良弁さんというのは、東大寺開山のえらいお坊さんだそうですが、
幼少の頃、大鷲がさらってこの樹に飛来したという伝説があるのだとか。
奈良観光協会のホームページにその伝説が載っていましたので、
リンクを貼っておきますね。
灯籠。
石段三段だけ模様がついていました。
二月堂。
手水舎。
良弁僧正の弟子の実忠和尚によってはじめて建立されました。
奈良時代のお堂は寛文七年(1667年)に焼失。
現在の建物は寛文九年(1669年)に再建されたものです。
平成17年に国宝に指定されました。
良弁杉を上から眺める。
毎年、旧暦の二月に行われる修二会(しゅうにえ・お水取り)は、
国家の安泰、国民の幸福、五穀豊穣を祈る行法で、
奈良時代から今まで一回の断絶もなく行われているそうです。
東大寺を一望。
紅葉グラデーション。
お堂をぐるりと一周しました。
(御朱印)
二月堂で御朱印帳と御朱印袋いただきました。
菊の文様と紫の裏地が高貴な感じです。
(と、向こうの社務所にいらっしゃったお坊さまにすすめられ…^-^;)
で、とても美しい御朱印をいただきました。
南無観の観とは、観音菩薩のことらしいです。
そして南無とは一生懸命信ずること、
南無観と唱えて、観音様のお姿を思い起こしましょうと、
はさんであった紙に書いてありました。
秋の奈良散策、続きます。
(金沢の続きは、もう少しお待ち下さい。m(_ _)m)
<関連エントリー>
kazenonakanotabi.hatenablog.jp
(追記)
お水取りについて、調べていたところ、
お松明は3月12日だけでなく3月1日から14日まで行われるそうです。
↓詳しくはこちら。
お松明|修二会|年中行事|華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ
一度、このお松明、見に行ってみたいものだと思いますが、
宵のことゆえ、いつ行けますことやら…^-^;