金沢の旅のお話がまだ整理出来てないので、^-^;
先に「正倉院展」に行ったお話をしたいと思います。m(_ _)m
11月小春日和の日に、奈良国立博物館で開催されている
「第67回正倉院展」へ行ってまいりました。
混み具合
朝、8時50分に近鉄奈良に到着する電車で行きました。
途中、かなり鹿にトラップされて写真を撮ったりしていたので(笑)、
奈良国立博物館に着いたら、とっくに9時を過ぎてしまいましたが、^-^;
けれど、入場までの待ち時間は10分と、去年より待ち時間は少なかったです。
(去年も同じ電車で行ったはず。去年はこの時点ですでに20分待ちでした。)
会場内も混んでいるとはいいつつ、去年よりはマシだったかも。
まだ団体さんが入っておられなかったかもしれませんし、
去年はお休みの翌日だった影響もあったのかもしれませんね。
見終わって出てきたのが11時過ぎ。
その頃には、入場制限が行われていて、待ち時間も45分待ちとなっていました。
平日にも関わらず、お昼前は混み合っているようでした。
なお、こちらの読売新聞のサイトで待ち時間は把握出来ます。^-^
宝物の解説も面白いので、お時間のあるかたは是非♪
↓
天平の楽器たち
さて、今年の目玉は何と言っても、
四弦の琵琶で、裏の木画(寄木細工のような小花文)が美しかったです。
この木画は象牙、緑染めの鹿角、シタン、黒柿、ツゲを組み合わせたもの。
規則正しく並ぶ模様に技術の高さが伺えますね。
楽器は他にも、漆の鼓、彫石横笛(石の横笛)と、
彫石尺八(石の尺八)が展示されていました。
会場内では、この横笛と尺八の音色を録音したものが
エンドレスでかけられているのですが、
これがもう耳について耳について、夢に出てきそうで…^-^;;
それにしても、石の横笛と尺八(縦笛)、細工がこまやかです。
蛇紋岩という石が使われているそうです。
↑これは琥珀魚形(魚形の腰飾り)の写真の幟。
こちらは逆光で写真が鮮明じゃないのですが、たぶん蘇方地金銀絵箱(献物箱)
これは琵琶の表側。
表側には高士二人が山水を眺めて、
詩文を案じている図が描かれているそうです。
ー☆ー
あと、印象に残った展示の覚え書きです。
飛天の絵
赤い物差し「紅牙
正倉院宝物のうち、飛天が描かれているのは、この1点だけなのだとか。
古文書の楽しみ
今年もいろんな古文書が展示されていました。
去年も思ったのですが、この古文書を見るのが結構面白いのです。
今年の戸籍は、隼人(はやと)姓の人々。
(南九州出身者らしい)
右手に黒子とか、右頬に黒子とか、
そんな細かいことまで書かれています。
それから写経所に必要な物資がかかれた書には、
食料のなかで、小麦や小豆とともに、胡麻油という記述が。
胡麻油って、そんなに古くからあったのですね。
(今年はこの胡麻油が一番印象に残りました、^-^;;)
筆は、兎毛、鹿毛、狸毛とあって、兎毛が一番値段がお高いみたいです。
ちなみに読売新聞のブースに行くと、
実際に兎毛、鹿毛、狸毛の筆が置いてあり、
試し書きが出来るようになっていました。
兎が一番柔らかく、次に狸、そして鹿毛は結構かためでした。
あと、摂津国島上郡水無瀬絵図(東大寺荘園の地図)もありました。
地図の上が東。
どこか山の上の見晴らしのいいところから描いたのでしょうね?
図録
図録は1200円也。
琵琶の木画が表紙になっています。
お土産
今年もお懐紙を買いました。
そして、やっぱりおふきん♪
蚊帳生地のおふきんは奈良の特産です。
今回見かけた小鳥さんの正倉院文様のものをお土産に。
ー☆ー
第67回正倉院展は11月9日(月)まで開催。
お食事(ランチ)
くずきりの「天極堂」さんへ。
(去年、定休日で行けなかったのです。一年越しでやっと…^-^;)
着いたのは11時半ごろでしたが、私たちの前に9組ほど待ってらっしゃいました。
待っている間に、お土産を物色、^-^;
銀杏の膳セット♪
そして、つくりたての葛餅。
この葛餅がまだほんのりと暖かくて、大変おいしかったです。
葛づくしでお腹いっぱいになりました。
<葛のお土産>
葛うどん♪
お菓子用くずきり♪
そして、葛まんじゅうでした♪
<過去の正倉院展の記事>
kazenonakanotabi.hatenablog.jp
kazenonakanotabi.hatenablog.jp
↑去年行ったランチのお店は、こちらの記事をご覧下さい。m(_ _)m
<関連エントリー>
正倉院展のあと、奈良を散策しました。
↓
kazenonakanotabi.hatenablog.jp