前エントリーからの続きです。
三千院を出まして向かったのは「宝泉院」です。
ここは隣接する天台宗「勝林院」の僧坊のひとつで、
800年ほど前からあるそうです。
まずは「宝楽園」へ。
ここは、心の内なる神と仏の世界を表しているそうです。
この手水鉢が印象的。
苔むした鉢に、
すみれが咲いていました。
ここは静かにゆったりと時が流れる場所。
椿が一輪、まだ咲いていました。
木蓮。
鶴亀庭園。江戸中期作のお庭。
部屋から格子ごしに観賞するとあったので、格子ごしに。^-^
手水鉢。
「額縁庭園」。
お庭をまるで絵を見るようにながめながら、お茶を一服。
夕方の柔らかな光が盤桓園(ばんかん、去りがたいという意味らしい)に
さしこみます。
五葉松。樹齢700年だそう。
「大原や無住の寺の五葉の松」 高浜虚子
囲炉裏の部屋。
石盤。
サヌカイトと言われる石で出来た楽器。
旋律は和樂の十二律に調律されています。
許可をいただいて、その音を聴かせていただきました。
優しい音がします。
吊り灯籠。
お庭の外から見た五葉松。
とんぼが見送ってくれました。
では、そろそろ帰るといたしましょう。
(大原に行った日:2015年4月26日)
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