京都御所・秋の一般公開の続きです。
ここは、「御内庭(ごないてい)」
「曲折した遣り水*1を流して、土橋や石橋を架けた趣向を凝らした庭」だそうです。
(パンフレットより抜粋)
プレートの背後の樹がとても芸術的。
奥にあるのは、地震殿。
ちゃんと地震があった時の避難所が作られているところがすごいですね。
「御涼所(おすずみしょ)」天皇の夏季の納涼所として使われたところです。
「御常御殿(おつねごてん)」室町時代以降、天皇の居所として使われた御殿です。
御所の中で一番大きな建物で入母屋桧葺きの書院造り、十五のお部屋からなります。
御常御殿一の間 「桃柳」、小襖「奈良八景」狩野永岳・作
御常御殿二の間の「四季花鳥図」鶴沢探真・作
鹿が野に遊び、
燕が飛び交います。
御常御殿の「下段の間」、「中段の間」、「上段の間」。
下段の間。「高宗夢賚良弼図(こうそうむらいりょうひつず)」 座田重就・作
中段の間。「大禹戒酒防微図(たいうかいしゅぼうびず)」鶴沢 探真・作
上段の間。「尭任賢図治図
「御三間(おんみま)」
七夕や盂蘭盆会(うらぼんえ)など、内向きの行事に使われた建物。
「賀茂祭群参図」駒井孝礼・作
819年には朝廷の律令制度として、
最も重要な恒例祭祀(中紀)に準じて行うという国家的行事になったらしいです。
平安時代には祭りと言えば、この「賀茂祭り」のことだったそう。
そういえば源氏物語でも、このお祭りのさいに、
葵の上と六条御息所が車争いをしたという場面がありました。
葵巻では、賀茂祭(葵祭)の加茂川での斎院御禊見物の折に、悪阻中の葵の上の牛車と鉢合わせし、場所争いで葵の上方の下人に恥辱的な仕打ちを受けた。これが発端で御息所は生霊となって妊娠中の葵の上を悩ませるが、それを源氏に目撃される。御息所が、己の髪や衣服から芥子(悪霊を退けるための加持に用いる香)の匂いがするのを知って、さては我が身が生霊となって葵の上に仇をなしたか、と悟りおののく場面は物語前半のクライマックスのひとつである。
(Wikipediaより)
「駒引図」岸 誠・作
「朝賀図」住吉 弘貫・作。
「花鳥図」の12枚の襖絵のうちの4枚。塩川文鱗(しおかわぶんりん)・作。
さて、これで最後の展示物まで見終わりました。
その3は、もうなんだか襖絵三昧。
(ほんとはもっとあったのだけれど…ギブアップ。^-^; また次の機会に。)
夕方になってからお天気がよくなり、西日があたって御殿が輝いています。
さて、次回は春の一般公開…かな?(行けたらのお話だけど。^-^;)
(おまけ)
御所にもきのこ♪
(おまけ)御所一般公開のお土産
お土産は、鶴屋吉信の御所内限定販売のお饅頭。
「御苑の菊」…菊の御紋の中にぎゅっとあんこが入っていました♪
<関連エントリー>
kazenonakanotabi.hatenablog.jp
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(2015.11.10追記)
2014年度版、2015年度版、秋の一般公開の模様です。