7月31日(火)
祇園祭の最後の行事「厄神社夏越祭」に行ってまいりました。
八坂神社の摂社「厄神社」で、厄除けの神事が始まったのは10時。
私は一般参拝の列に並んでいたので、神事は樹々越しに音だけ聴いていました。(^^;
↑は、一般参拝の様子です。
鳥居には「蘇民将来之子孫也」の護符が下げられています。
旅の途中で宿を乞うた武塔神を裕福な弟の巨旦将来は断り、貧しい兄・蘇民将来は粗末ながらもてなした。後に再訪した武塔神は、弟将来の妻となっていた蘇民の娘にの茅の輪を付けさせ、それを目印として娘を除く弟将来の一族を滅ぼした。武塔神はみずから速須佐雄能神(スサノオ)と正体を名乗り、以後、茅の輪を付けていれば疫病を避けることができると教えた。(wikipedia参照。途中、編集あり。)
という説話から、信仰されているようです。
この輪をくぐる我々は、祭神「蘇民将来」の子孫ということになるのかな?
それにしても兄一族を滅ぼしてしまう素戔嗚尊は、やっぱ気性の激しい神様ですね…。
茅の輪の前には、茅がおいてありました。
皆さんが抜いておられるのでどうするのかと前に並んでいたおじさんにたずねたら、
「持って帰って輪にして、家のお守りにするんやで。」と教えていただきました。
さあ、茅を手にもっていよいよお参りです。
こちらのお社に向かって、無病息災を祈願いたしました。
厄神社のとなりにあるのは「太田社」。
天鈿女命は、天照大神を天の岩戸から出すために、その前で踊った女の神様。
芸能の神様だそうです。こちらにもお参り。
本殿にいたる参道にいる狛犬と
獅子。
本殿。
青空に本殿がよく映えます。
舞殿。
本殿の奥にすすむと、「悪王子神社」がありました。
この悪王子の「悪」とは「強力」の意味だそうで、
諸願成就の御神徳があるそうです。
元は東洞院四条下ル元悪王子町にあったとか。
「美御前社」(うつくしごぜんしゃ)
祭神は、多岐理比売命、多岐津比売命、市杵島比売命。
美を象徴する神様たちが祀られています。
(今は修復工事をしているので、お参りは本殿で。)
美御前社の傍らには「美容水」が。
この水を手にとり、ぺたぺたとお肌につけます。少しは美しくなったかな♪
「大黒主社」
縁結びの神様、大黒さんです。
ひと通りのお参りをすませた後は、常磐新殿の喫茶室で
「厄除けぜんざい」をいただきました。^-^
自分で作った茅の輪につけるお守りです。
社務所でお守りを見ていたら、
巫女さんに「茅持って帰るんなら、これつけなあかんで。」と言われました。
なるほど、輪を作るだけではだめなんですね、護符つけなきゃ。(^^;
なんとか作った自作茅の輪守り。
自分でお守り作ると、なんとなく達成感があってご利益ありそうな気がします…。
これで暑い夏を乗り切りたいと思います。^-^
(おまけ)
お昼は石段斜め前にある「八代目儀兵衛」へ。
ご飯、美味しかった♪
おかわりすると、おこげがついてきます。^-^