風のなかの「 旅日記」

旅の日記です。たまに京都のおでかけ日記も…。

京都ミニトリップ-その3-インクライン〜平安神宮(2015.4.6追々記)

前回の

京都ミニトリップ-その2-南禅寺〜水路閣〜琵琶湖疏水分線〜発電所水圧鉄管 -

の続きです。

発電所の水圧鉄管を通り過ぎたあとに目に入ってきたのは、この景色でした。

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蹴上の浄水場です。

つつじの季節はもう終わりましたが、

かわりにサツキの植え込みが目を楽しませてくれました。^-^

花の季節は終わったと思っていたので、

ピンク色の斜面が出迎えてくれて、ちょっと嬉しかったです。

 

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インクライン

蹴上の船溜から南禅寺の船溜まで約600メートルの傾斜の道に

軌道を敷き、台車に船を載せて運びました。

 

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船は三十石船。

台車の長さは約13メートル。檜作りだったそうです。

後ろにおいてあるのが、かつての台車の車輪?

(いずれも「京都インクライン物語 」参照。)

 

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これが軌道跡。ここは春は桜がきれいなところ。

 

(備忘録としての追記)

先日の「ブラタモリ京都編」で、タモリさんが歩いたインクラインのレール。

このレールを打っている犬釘というのが面白かったです。

イギリス型(犬型)とアメリカ型(亀さんのような形)があるそうで、

日本に入って最初に入ってきたのがイギリス製だったから、

そのまま犬釘と呼ばれるようになったそうだ。

今度、行ったときには、ちょっと注意して見てみたいと思います。

 

(2015.4.6追々記)

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犬釘の写真撮ってきました。^-^

↓詳しくはこちら。桜の写真とともにどうぞ。

kazenokomichi.hatenablog.jp

(以上、追記終わり)

 

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おや、よく見ると、葉っぱにぽつぽつと穴があいてますね、笑。

 

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この奥に琵琶湖疏水のトンネルの出口があります。

 

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ほら、見えてきた♪

近くまでは行けないので、橋の上からズームしてパシャり。

 

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インクラインの下にあるトンネル。

 

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ねじりまんぽ。

強度をあげるため、斜めに煉瓦が積まれています。

 

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「雄観奇想」

この琵琶湖疏水の工事に携わった当時の京都府知事北垣国道の筆によるものだそうです。

反対側は「陽気発処」だったらしいですが、

ちょっと劣化して一部の読めない状態でした。

ちなみに前述の「京都インクライン物語」によると、

琵琶湖疏水の第一隧道の東口には、

伊藤博文の揮毫による篆刻文字の石額に「気象万千」、

西口には山形有朋による「廓其有容」とあるらしいです。

疏水の隧道口めぐりするのもおもしろいかもしれません。

 

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 蹴上の坂道。

昔、ここには京津線が路面で走っていて、

この写真の一番右手辺りに路面駅がありました。

道路は今は広くなりましたが、昔は三車線で、

真ん中は時間によって、上りと下りが入れ替わります。

真ん中の車線を走るとき、これであっているよね?と

ちょっとドキドキしたものです。(^^;

この坂を見ると、ついついその当時のドキドキ感を思い出してしまいます。

 

 

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蹴上発電所

日本で初めての商用水力発電所です。

明治24年に運転を開始しました。

この建物は第二期のもので、明治45年に完成。

第三期が建てられたあと、ここは廃止されています。

現在、蹴上発電所の最大出力は4500kwだそう。

 

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京都ミニトリップ-その2-南禅寺〜水路閣〜琵琶湖疏水分線〜発電所水圧鉄管 - 風のなかの「 旅日記」

 

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仁王門通から、この日の空の様子。

 

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右手に見える建物は琵琶湖疏水記念館。

 

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ここから見える比叡山は、優しいシルエットです。

手前は動物園。

 

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青々としたツタ。

 

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 大文字が見えてきました。

 

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琵琶湖疏水。今日は水面に空が映ってきれいです。

 

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平安神宮の大鳥居。

やっとここまで歩いてきました。

 

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平安神宮・応天門。

平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年に創建されたそうです。

 

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大極殿

遷都のおや神様である第50代桓武天皇がご祭神

 

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神楽殿。

その後、皇紀2600年にあたる昭和15年に

平安京有終の天皇第121代孝明天皇のご神霊が合わせ祀られました。

平安神宮は明治の時代、衰退した京都を復興させるために

建てられたものだったのですね。(知らんかった…)

 

その4につづきます。


京都ミニトリップ-その4- 平安神宮神苑前編 - 風のなかの「 旅日記」